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有限会社時空について
有限会社時空について
設立のきっかけ
私はもともとリフォーム会社に所属し、屋根工事や住宅の改修に携わっていました。
初めの頃は、屋根瓦を一枚ずつ手作業で持ち上げることに苦戦しながらも、少しずつ技術を習得。
その後、瓦の葺き替えやトタン屋根の施工、さらにはキッチンのリフォームなど、様々な現場を経験する中で、技術力を高めていきました。
仕事を重ねるごとに成長を実感し、お客様に喜んでいただけることが何よりのやりがいと感じるように。
そして2005年頃、これまで培った知識と技術を生かし、より多くのお客様に寄り添ったサービスを提供したいという想いから独立を決意しました。
現在も、お客様の暮らしをより快適にするため、一つひとつの仕事に真心を込めて取り組んでいます。
社名の由来
当社の名前である“有限会社時空”は、ある偶然の出来事から生まれました。
会社を設立する際に、どのような社名にするか悩んでいた時のこと。
いくつかの候補を考えながら、思いつくままに紙に文字を書いていると、その中に「時空」という言葉がありました。
「時空」とは、時間と空間を意味する言葉。
家づくりやリフォームは、長い年月を経ても安心して暮らせる空間を提供する仕事です。
この言葉には、住まいを通じてお客様の大切な時間と空間を支えたいという想いが込められているように感じました。
偶然生まれた言葉ではありましたが、その意味を深く考えるうちに、これこそが自分たちの目指す仕事にふさわしい名前だと確信。
そして、“有限会社時空”と名付けることを決意しました。
これからも、社名に込めた想いを大切にしながら、お客様の暮らしに寄り添い、より良い住まいづくりを追求してまいります。
東日本大震災の影響
2011年3月に発生した東日本大震災は、私たちの業界にも大きな影響を与えました。
震災直後から、屋根瓦の崩れに関する依頼がひっきりなしに寄せられましたが、資材の供給は不安定で、十分な修理がすぐにはできない状況でした。
それでも、今すぐ雨漏りを防ぎたいという切実な声に応えるため、自転車にブルーシートを積み、各地を回って応急処置を実施。
崩れた屋根にブルーシートをかけ、雨が降っても建物の内部が傷まないようにすることが最優先でした。
「見積もりは後でいい、とにかく今を何とかしてほしい」という声に、できる限りの対応を続けました。
4月以降は、屋根瓦だけでなくトタン屋根の修理依頼も急増。
しかし、震災の影響で物流が止まり、必要な資材の発注すらままならない状況に。
また、多くの職人が被災し、人手不足も深刻化していきましたが、なんとか人員をかき集め、一件でも多くの修理を行うために全力を尽くしました。
震災の影響は約1年ほど続きましたが、次第に資材の供給も安定し、依頼の内容も落ち着いていくように。
少しずつではありますが、日常が戻りつつあるのを実感しました。
あのとき必死に対応した経験は、今も私たちの仕事に対する姿勢に深く影響を与えています。